歯科医院の開業において必要となる開業資金や自己資金の目安はいくら？

歯科医院を開業する際には、開業資金が必要になってきます。

開業資金は融資などで補うことも可能ですが、少なからず自己資金もあることが前提であるといえます。

本稿では、歯科医院の開業において必要になる開業資金や自己資金の目安について解説していきます。

歯科医院の開業にかかる開業資金とは

歯科医院の開業にかかる資金にはいろいろなものがあります。

・歯科医院の場所の確保や資金

・歯科医院の内装費用

・医療機器にかかる費用

・広告宣伝費などの集客費用

・当面の運転資金

歯科医院の開業時には、主にこれらの資金が必要となってきます。

もちろん、開業する歯科医院の地域や場所などによって、内装費や物件取得費、集客費用などに大きな差が出てきますが、一般的には、開業する場所を借りるのに500～1000万円、内装費に1000～2000万円、医療機器に1500万円、その他広告宣伝費や当面の運転資金で1500～2000万円かかるケースが多いと言われています。

そのため目安としては、4500～6000万円程度が開業時に必要となってくるでしょう。

歯科医院の開業に必要な自己資金の目安は？

4500～6000万円というと、すべて自己資金で賄うのは難しいといえます。

多くの場合、銀行などの金融機関からの融資を受けたり、親からの援助を受けたりすることで資金調達を行います。

例えば、融資を受ける際には日本政策金融公庫などからの融資を受けるケースが一般的です。

この際には、自己資金がどのくらいあるのかということが重要になってきます。

歯科医院開業に必要な自己資金としては、おおよそ1000万円が一つの基準といえます。

これは、開業融資で受けられる金額としておおよそ3000万円程度が多いということや、自己資金額として1000万円あれば融資を受ける際にも自己資金額として一定の評価をもらえる可能性が高まるためです。

もちろん、自己資金はあればある分有利になりますが、まずは1000万円を目指して準備をすることが重要であるといえます。

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