自己資金なしで創業融資は受けられる？

創業融資を受ける場合に、自己資金を有している必要はあるのでしょうか。

ここでは、創業融資という制度についての説明と、自己資金が必要かについて説明致します。

「創業融資」は、日本政策金融公庫が実施している中小企業や個人事業主に対して行われる融資で、低金利で行われることが特徴です。

この創業融資は、無担保かつ無保証である点に特徴があるため、創業段階で資金を確保することが困難といえる中小企業や個人事業主に推奨されます。

また、この創業融資は、「新創業融資」と「中小企業経営力強化資金」という2種類に分類されます。「新創業融資」は、約2％の金利で融資を受けることができますし、無担保かつ無保証であることが特徴です。その上限額は3000万円で、自己資金の9倍まで借りることができます。

申込みを行う先は、日本制作金融公庫となります。

「中小企業経営力強化資金」は、個人で申し込むのではなく、認定支援機関を経由し、新創業融資よりもさらに有利な条件で融資を受けることができます。

ここで説明してきたように、新創業融資を受ける場合には、無担保かつ無保証で融資を受けることができるため、自己資金は必要条件とはいえません。自己資金を有していることは重要な要素のひとつにはなりますが、創業計画がしっかりとしていることの方が大切といえます。

しかしながら、融資を受ける場合には、資金を有していることが大切な要素となるため、ある程度の自己資金を有しているに越したことはありません。

かいせい税理士法人は、大阪府を中心に、補助金申請、税務・会計・資金調達、相続問題についての皆様のトラブルを解決しております。

どんな些細な内容でも構いませんので、お気軽にご相談ください。