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IT導入補助金は会社設立後のパソコン購入も対象になる?

最近では様々なITツールがあり、大企業だけでなく中小企業や小規模事業者も自社に合わせたITツールを導入している場合が多く見受けられます。そのようなITツールを導入する際に検討したい補助金が「IT導入補助金」です。IT導入補助金はITツールをはじめ、周辺機器なども補助対象とする場合もあるため、実際にITツールを導入する前に補助金が活用できないかを検討してみましょう。

IT導入補助金はどんな補助金か

 

IT導入補助金とは、小規模事業者や中小企業などを対象に、事業における生産性の向上や業務効率化を目的としたITツールの導入を支援する補助金です。

 

IT導入補助金は申請内容ごとに、

・通常枠

・インボイス枠(インボイス対応類型)

・インボイス枠(電子取引類型)

・複数社連携IT導入枠

・セキュリティ対策推進枠

5つの枠組みに区分されており、枠ごとに申請内容が異なることが特徴です。

 

それぞれの枠組ごとに補助対象経費の内容や補助率などが異なるため、ITツールを導入する際にはどの枠組みに該当するのかどうかを確認する必要があります。

IT導入補助金はパソコンも補助対象?

 

IT導入補助金は名前のとおり、ITツールを補助対象とする補助金制度ですが、インボイス枠(インボイス対応類型)においては、パソコンの購入費用も含めて申請することができます。

 

インボイス枠(インボイス対応類型)については、令和510月から始まったインボイス制度に対応したシステムの導入やデジタル化の推進を目的としているため、通常枠よりも補助率が高くなっていることが特徴です。

 

そのため、パソコンだけなくスキャナーの購入費用についても補助対象となり、インボイス制度に対応した会計システムや、受発注システムなどを使用するために必要なハードウェアであれば、最大10万円(補助率1/2以内)の補助金を受けることができます。

 

具体的な補助対象内容や補助率などについては下記のとおりです。

 

補助対象

補助率

補助上限額

●インボイス制度に対応した「会計」「受発注」「決済」のいずれかの機能があるソフトウェア購入費

 

●インボイス制度に対応した「会計」「受発注」「決済」のいずれかの機能があるクラウド利用費(最大2年分)

 

●導入関連費用

●50万円以下:3/4以内

(小規模事業者は4/5以内)

 

ただし、 「会計」「受発注」「決済」のいずれか1機能以上を有すること

 

●50万円超~350万円:2/3以内

 

ただし、 「会計」「受発注」「決済」のいずれか2機能以上を有すること

350万円

●パソコン

●タブレット

●プリンター

●スキャナー

●複合機

などのハードウェア購入費

1/2以内

10万円

レジ・券売機等などのハードウェア購入費

20万円

 

参考:「令和5年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金」|中小企業庁

 

ただし、パソコン単体など、ハードウェアのみでの申請の場合は申請できないため注意が必要です。

その他にも申請する枠組ごとに細かな条件があるため、申請する際は必ず内容を確認するようにしましょう。

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大石 英樹 おおいし ひでき 所属 日本税理士会 連合会

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